男性更年期と診断されるまで(1) カラダに起こったあれこれ
40代半ば過ぎ、まだまだ働き盛りの年代。
平日はバリバリと仕事をこなす毎日。
まわりのみんなからも元気いっぱい活力のある人だと思われていた頃。
なぜか休日はベッドから起き上がれず、横になって過ごす日が増えていきました。
元来、だらだら過ごすのが嫌いなワタクシ。
ふとんに入ったままの自分が嫌で、よし起きるぞと繰り返し頭では思うものの、何とも思い通りに起きてくれない体。
仕事の疲れがよっぽど溜まっているんだろうか。
それともこれが鬱というものなのかな。
自分の生命力が薄くなって、なんだか半分透明になったようなそんな感覚が日々強くなっていったのです。
仕事は緊張感からこれまで通りこなしていましたが、職場を離れると明るいことや未来のことは考えられず、これまでの人生の出来事や出会った人など過去ばかりが思い出され、物悲しい気持ちが沸いてくるようになっていました。
このような気力の低下だけでなく、体のある部分にもこれまでにない違和感を感じていました。
それは男にとって大事なキャン玉。右のキャン玉にたまに痛みを感じるようになっていたのです。
イテテテと痛みを感じた時、キャン玉を軽く握ってみると、今までに比べて小さくなっていることに気づき、愕然としました。
睾丸が萎縮してる!!
鶏卵とまではいかないまでも十分なボリュームを持っていたキャン玉が気付かないうちに、うずらの玉子かと思うほど縮んでいたのです。
でもその時はまだ自分の変化に違和感を覚えながらも、そのうち良くなるだろうと楽観的に考えていました。
つづく