男性更年期と診断されるまで(3) メンズクリニックでの診察1
いざメンズクリニックへ
泌尿器科での診断で、重大な病気ではないことがわかり、その点については安心しました。しかしながら睾丸の萎縮や痛み、性欲減退は気がかりのままです。
そうだ!
男性向けのED治療などを行う「メンズクリニック」であれば、また先の病院とは異なる診察や処方をしてくれるかもしれない。
さっそくインターネットで調べることにしました。
メンズクリニックでは高い薬を売りつけられたり、包茎治療など望んでないことを提案されたりするのではないかと、勝手な想像から怖い印象を抱いてました。いくつかのホームページを見た中で、なるべくセールス色の薄そうなクリニックを選びました。
メンズクリニックで男性更年期チェック
自分が診察に訪れたのは、新宿にある「マイシティクリニック」(http://www.mycity-clinic.com/)というところ。医院長が何冊も書籍を執筆したり、新宿医師会の会長を務められていらっしゃるので信用できそうだと思ったのが選んだ理由です。
新宿の繁華街にある雑居ビルのワンフロア。予約は必要ありませんでした。
まずは受付で調査票を渡され、該当するところに印をつけていきます。
主だった質問は以下の内容です。
(https://www.mycity-clinic.com/yobou/lohから転記)
1. 性欲の減退を感じていますか
2. 活力(エネルギー)不足を感じていますか?
3. 体力や持続力の低下を感じていますか?
4. 身長が低くなりましたか?
5. 生活の楽しみが少なくなったと感じていますか?
6. 悲しい気分や不機嫌になりがちですか?
7.勃起力が弱くなりましたか?
8.最近運動をする能力が低下したと思いますか?
9.夕食後にうたた寝をすることがありますか?
10.最近、仕事をする能力が低下したと感じますか?
4番と9番を除き、すべて自分の症状に当てはまります。
この調査票はワタクシのために用意されたものでは?と思えるくらいです。
これで自分の不調の原因を突き止められるぞと期待を持って診察室に入りました。
ちなみにこれらの質問は「LOHスクリーニングテスト」と呼ばれるものらしいです。
インターネットで簡単なチェックもできるサイトもありますから、気になる方は試してみてください。
参考までに大東製薬工業株式会社のセルフチェックWEBページのURLを記載します。
男性更年期はすぐにはわからない。
チェックを入れた調査票を見た先生から、男性更年期障害の可能性が高いと言われました。
しかし鬱病でも意欲の低下や性欲の減退はみられる症状なので、調査票だけではどちらかはっきり断定することはできないとのこと。
血液検査で男性ホルモン(テストステロン)の量を計り、それが基準値以下がどうか調査する必要があるのです。
血液中の男性ホルモン量は日中で変化するそうで、正確に診断するためには午前中に採血しなければならないそう。その日、伺ったのは夕方だったので採血はできず、先生から男性更年期障害の概要説明を受けました。
男性更年期で睾丸は萎縮しない。
気になっていた睾丸の萎縮について尋ねたところ、男性更年期障害で睾丸が萎縮することはないとのこと。男性更年期障害と診断され、男性ホルモン注射による補充療法を受けた場合は、自己の男性ホルモン生成能力が後退し、睾丸が萎縮することがあるそうです。
もちろん男性ホルモン補充はまだ行ってないし、更年期障害が萎縮の原因でないとすると、他に何が考えられるだろうと益々謎が深まるのでした。
血液検査の結果は一週間後。
別の日の午前中、男性ホルモン検査のための採血をしました。
検査結果は即日出るのではなく一週間ほどかかるそう。
翌週、あらためて検査結果を聞きに伺いました。
つづく